2023年5月24日 朝日新聞京都版に企画広告「教えて!ドクターQ&A」を掲載いたしました。小西皮膚科クリニックの小西啓介先生にご回答いただきました。
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次の内容で掲載されました。
Q.成人ですが肌が弱く、毎年あせもに悩まされています。どうしたら予防できるでしょうか。
A.あせもに当たる病名は汗疹です。皮膚に存在するエクリン汗腺で作られた汗が汗管から分泌されますが、汗管が閉塞することで小水疱や小丘疹が生じるものです。発熱や高温多湿の環境下で肥満者、多汗症者、乳児に生じます。発汗が多くなることで発症するため空調で高温多湿を解消することで発症が抑制されます。
ただ、一般の方があせもとお考えのものの中には首や膝の裏、肘の内側に丘疹だけでなく紅斑やびらんを生じ、痒みを伴う症状が含まれています。これは肌が弱い方に生じやすいものですが、アトピー性皮膚炎の代表的な症状で、汗による刺激で生じた湿疹です。治療としてはステロイド外用剤が必要です。
予防としては肌が弱いと感じられる、乾燥を生じやすいアトピー肌を普段から保湿剤やステロイドを適切に使用してコントロールしておくことが重要です。