2023年6月26日 大分合同新聞に企画広告「教えて!ドクターQ&A」を掲載いたしました。おさこ内科・外科クリニックの尾迫俊克先生にご回答いただきました。
※この記事に関するお問い合わせは、株式会社宣通 営業2部(052-979-1602)までご連絡ください。
次の内容で掲載されました。
Q.新型コロナウイルス感染症が治っても咳が続いています。後遺症外来の受診を考えていますが、そこではではどのような治療が行われていますか。
A.厚生労働省は、コロナ後遺症の診療手引きとして「罹患後症状のマネジメント」を医療機関向けに発行しています。そこではコロナ感染症が治った後の症状(罹患後症状)が他の疾患によるものかを見落とさないことに重点が置かれ、対処療法に関する詳しい記載がありません。
従って、現在、後遺症外来では最初に他の病気がないことを検査等で確かめた後、患者さんの症状に相応しい既存の薬や漢方薬を処方して経過をみていきます。
また、医療機関によっては亜鉛やアミノ酸などのサプリメント、高圧酸素療法、鍼灸、呼吸リハビリ、EAT療法、鼻うがいなどの治療が行われるようになっていますので、受診される際はその医療機関がどのような治療を行っているのかを前もって調べておくことも必要です。
罹患後症状が長引く場合、様々な不安・ストレスも加わり本来の症状がさらに悪化することもあり、罹患後症状の治療においては、信頼できる医師とよく相談しながら治療を続けていくことが大切だと思います。