2023年7月29日 朝日新聞都心版に企画広告「教えて!ドクターQ&A」を掲載いたしました。こどもとおとなのクリニックの黒木春郎先生にご回答いただきました。
※この記事に関するお問い合わせは、株式会社宣通 営業2部(052-979-1602)までご連絡ください。
次の内容で掲載されました。
Q.小学生の娘が急に学校へ行けなくなってしまいました。どのように対処したらいいでしょうか?
A.親御さんとしては途方に暮れてしまうかもしれませんね。
学年や性別、小さいころからの育ちに特徴があるかどうか等、細かくお話を伺ってみないとわかりませんが、まずは、そうなった時に親御さんは「学校へ行きなさい」と言わないでください。「なぜ行かないの?」と理由を詰問するのもやめましょう。
行けなくなったのには原因があります。しかしそれは、本人がすぐに言葉で説明できることではない場合がほとんどです。学校へ通うという、これまでの生活のリズムが変わって一番混乱しているのは本人です。まずは「休みたければ休んでいいよ」とこどもを受容してください。
その上で、家庭生活がうまくいくような段取りをしましょう。昼食のことや親御さんのお仕事の調整など大変ですが、「しばらくゆっくりしてみようか」等、声掛けをしてこどもが安心できるようにしましょう。
それから、じっくり相談に乗ってくれる小児科を受診することをお勧めします。親子で受診しましょう。小児科医はたくさんのこどもを診ていますので、経験を生かして親身に一緒に考えてくれるはずです。